高校文法問題集を使った英語勉強法

英文法の習得: 大学受験の基礎を徹底攻略!

大学受験の英語に大切なのは

基礎の3本柱

・音読

・単語

・文法

で、これまでに「音読の効用」「単語の覚え方」ついて述べました。

 

今日は「英文法の習得」の話をしようと思います。

 

1.  用意するもの

2.  手順

3 . 効果

4 . その後

 

1. 用意するもの

高校の授業でよく採用される文法問題集1冊

たとえば

ネクステージ

・パワーステージ

・アップグレード

・ヴィンテージ

スクランブル

など

 

これらのうちの1冊をしっかりと何度も勉強してください。「問題集1冊をやり込むこと」は受験勉強において大切です。

 

2. 手順

 今回は、ネクステージを使った勉強方法を説明します。

目標は「2ヶ月で3周」です(状況などによって調整してください)。ただし「文法パートと語法パート」のみを3周してください。

 

1周目

単元ごとに問題を解いて答え合わせをします。その際、「間違った箇所」「たまたま合っていたけれど理由が分からない箇所」にチェックを入れておきます。ひとつの単元が終わったら、「チェックを入れた箇所」を中心に解説を読んでください。解説を読んでも理解できないところがあれば(みなさんあります)、まわりの先生に質問してください。

2周目

もう一度、各単元ごとに同じ問題を解いてください。間違った箇所にさらにチェックを入れて、もう一度解説を読み、理解を深めてください。または、覚えなければならないことは覚えてしまってください。この時点で「忘れている箇所」「理解したつもりになっている箇所」などを徹底的に復習してください。

3周目

仕上げにもう一度解いてみてください。3周しても間違えてしまう箇所があることを認識するとともに、さらに徹底的に復習して、しっかり仕上げてください。

3. 効果

「1つの問題集を3回やり込む」というシンプルな方法なのですが、2周目を終わったあたりから、英文法の問題だけでなく、長文、英作などもだんだん分かるようになってきます。「あれ、これだけでよかったんですね!」という声もよく聞かれます。

 

4. その後

 必要があれば、4周目、5周目をしながら、問題集の後半にある「イディオム」「会話表現」も同じ手順でやってください。ただし「発音・アクセント」は、入試で使わなければ、とばしてください。

 

このブログで、大学受験の英語に必要な基礎の3本柱「音読・単語・文法」について順番にお話ししてきました。こういう基礎を早い段階で徹底的にやってしまえば、大学受験は随分楽に戦えます。ポイントは「早い段階で」「音読・単語・文法」をやり込むかどうかなので、「やるぞ!」と思い立ったら「今すぐ」始めてください。ただし、計画を立てることはお忘れなく!

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英単語の覚え方

単語帳を活用しよう

 

前回、大学受験の英語に大切なのは

基礎の3本柱

・音読

・単語

・文法

で、その中のひとつ「音読の効用」ついて述べました。

 

今回はその第2弾「単語の覚え方」の話をしようと思います。

目次

1 用意するもの

2 手順

3 効果

4 継続は力なり

5 その後

 

1 . 用意するもの

約2,000語の大学受験用の英単語帳であれば、何でもいいのですが、

システム英単語

・LEAP

・ターゲット1900

を持っている大学受験生をよく見ます。

 

それぞれ特徴があって好みも分かれるでしょうから、 自分に合った長続きしそうなものを選んでくれればOKです。

 

その際、単語の発音を聴く方法(アプリなど)も確認しておいてください。

 

2.  手順

【英語→日本語を2秒で使用】

「英語→日本語を2秒で処理」を心がけてください。まずは英文を高速で読めるようにしたいので、英単語を見た時の反応速度は短めに設定するべきです。

 

【発音1秒、日本語1秒】

具体的には、右にある日本語を手か赤シートなどで隠し、英単語だけを見ます。例えばatmosphereという英単語を見たら、1秒以内に「あトマスフィア」と発音し、1秒以内に「大気」と日本語を言います、つまり「英単語1つを2秒以内で処理」します。英単語が10個あれば、2秒×10=20秒をストップウォッチで測りながら処理していき、これができるようになるまで言い続けます。

 

【周りの人にチェックしてもらう】

自分に対する評価は甘くなりがちなので、周りの人に定期的にチェックしてもらってください。「友人、家族の人、先生などに単語帳を渡し、範囲を決めて英語の発音をしてもらい、1〜2秒以内に日本語を言う」といいと思います。例えば「お母さん、今日はシス単1〜1200で問題出して。」という感じでやってください。

3 効果

LEAPなら1〜1000

シス単なら1〜1200

ターゲットなら1〜800(または1〜1500)

を完璧にすると、共通テストの英文はかなり楽に読めるようになります。

 

4 継続は力なり

あんなに苦労して覚えた英単語も、悲しいことに、時間が経てば忘れてしまいます。「常にメンテナンス!」と言い続けて、受験までは毎日やり続けてください。

 

5  その後

この後、単語帳の後半部分をいつまでにやるか(またはやらないか)、他の単語帳を追加するかなどは、受験校や残された時間などによって変わってきます。状況に応じて調整してください。単語帳は使い方次第では、英語力を上げる魔法のツールになります。「英語の読解力を上げたい!」と思ったら今すぐ取りかかってください!受験勉強は早く始めれば始めるほど効果が大きいのです。やり方の詳細についてご質問等ございましたら、ご相談ください。

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英語音読:効果と方法

では、大学受験英語の勉強は何から始めるべきか」という話をしようと思います。

 

まずは基礎を徹底的にやり込んでください。

基礎の3本柱は

・音読

・単語

・文法

この3つを徹底的にやってみてください。これだけで英語の成績は変わります。今日はその中から「音読」の話をしたいと思います。

 

「音読はとてもいい!」「音読は効果がある!」と、よく耳にするのですが、具体的に何をどう音読すればいいのか?という声をよくいただきます。よくある質問は「短文、長文どちらを読むべきか」「簡単な文でもいいのか?」「音読の理想回数は?」「どういう効果があるのか?」などです。私は英語講師なので、英語の音読についてしか説明できませんが「英文の音読には絶大な効果あり!」派の講師で、その効用を解き続けています。今日はみなさんに「英語音読の方法とその効果」をお話ししていこうと思います。

1. 用意するもの

2. 手順

3. 「ゆっくり音読」について

4.  効果

5.  継続は力なり

 

1.  用意するもの

 ①簡単な英文

・簡単な英文を用意してください、知らない単語が2割以下のものが理想です。知らない単語が多い英文、特に初見の入試問題などは「黙読→設問を解く→答え合わせ→文構造、単語・熟語・文法・語法・構文知識の確認→和訳を読む」という一連の下ごしらえを済ませておいてください。文構造が複雑なものはできるだけ避けたいのですが、復習により文構造を確認できた文ならばOKです。

 

・1パラグラフ約50語〜100語

長さは1パラグラフ約50語〜100語が理想です。流れを意識して読むことも音読の目的の1つなので、例文集などの「1文1文切れているもの」はできるだけ避けてください。

 

・学校の教科書

高1、高2生のみなさんは「英語コミュニケーション」の教科書の音読がいいと思います(音源もありますし)。学校のテキストは本当によく考えて作られていますし、定期テスト対策にもなるので一石二鳥です。高3生は、共通テスト・センターなどの大学入試の過去問、速読英熟語などを活用してください。

 

②英文の音源

・英文に音源があれば、それも用意してください。音読はリスニング対策も兼ねているので、音源による発音の確認は大事です。よく言われるのですが、リスニングの勉強において「自分が発音しない音は自分で聴き取れない」は鉄則です。

 

・ちなみにスマホに文書をPDFで取り込み「読み上げ」機能を使えば、即席の英語音源は作れます。

 

2. 手順

①英文を見ずに音源を聴く

②英文を見ながら音源を聴く

ゆっくり音読 (1回で意味がとれる遅さで音読する … 3回)

④くり返し音源を聴き、かんでしまう所を中心に、かまなくなるまでくり返し音読する ... 3回

⑤ 意味を考えながら音読(4回

1つのパラグラフを10回音読、10分〜20分で終わらせてください。

 

※ ①②は音源がある時に限ります。

※ 英文を見ながら音源に合わせて音読(いわゆるオーバーラッピング)を混ぜるとさらに良いです。いきなり声を出しても速さについていけないので最初は「口パクオーバーラッピング」後に「声出しオーバーラッピング」の順でやってみてください。

 

3. 「ゆっくり音読」について

 速く読もうとあせって目の動きが速くなってしまい、結局2度3度返り読みしてしまい、読む速度が遅くなってしまうことはよくあります。そういう人に(2 手順の)「ゆっくり音読」は効果的です。よく言われることですが「速く読みたければ、いったん目の動きを遅くしてみる」べきなのです。「一回読みで英文を理解できる速度」は、自分で思っているよりもかなり遅いと思います。それを確認するために、音読しながら自分の「一回読み英文完全理解速度」を確認してみてください(黙読だと目の動きの速さは自分では分かりづらいので音読するのだと思ってください)。その際、映像を浮かべながら英文を読むとさらに効果的です。

4. 効果

 リスニングはもちろん、速読に効果抜群なので、共通テスト・国公立大学二次試験・私立大学試験対策のみならず、TOEIC、IELTSなどの各種検定試験にも使えます。ただし、複雑な構文を見抜かなければならない英文和訳対策には、別のテクニックが必要にはなります。

 

5.  継続は力なり

 毎日1020分、決まった時間に行い習慣化してください。朝ご飯の直後、毎朝のドライヤーの時、昼食後、夕食後、寝る直前、お風呂前、入浴中などに行い、ルーティーンにしてください。それと、少なくとも2ヶ月は続けてください。前号にも書いたのですが、効果が数字に表れるまで「1ヶ月~3ヶ月」かかります。「少し遅れるけれども必ず効果は数字に表れる!」と信じてやり続けてください。

 

滋賀県大津市瀬田 大学受験英語専門塾ミカサ (MICASA)↓

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大学受験英語の勉強を始めるにあたって

大学受験英語の勉強を始めるにあたって、何から始めるべきかを書こうと思ったのですが、その前に心構えが必要だなあと思ったので、箇条書きにしてみます。以下の3つです。

 

1. 無理のない計画を立てる

2. 達成するまで必ず継続する

3. 書籍代は惜しまない

 

1. 無理のない計画を立てる

よく「段取り八分、仕事二分」と言います。「いつまでにこれだけの量をやり、これだけの結果を出す」という計画をうまく立てるのは本当に難しいと思います。自分では自分に多大な期待をかけてしまいがちなので、「短期間に大きな目標を立ててしまい失敗」してしまいがちです。そこで、以下の方法を提案します。

 

・自分で計画を立てる場合には、立てた計画を1.5倍する

例えば「授業の復習60分」と計画を立てたら、それを1.5倍し「90分」にする。早く終われば前倒しして、次の作業に取りかかることによって、常に「目標を早め早めに達成するクセ」をつけることができます。

・他人に計画を立ててもらい、可能であればペース管理もしてもらう

お友達どうしでペース管理してもらうことも可能ですが、やはり塾の先生などのにお願いする方がいいと思います。

 

2. 達成するまで必ず継続する

「勉強は裏切らない」です。だから、やればやった分だけ成績は上がるのですが、残念ながら、成績が上がるまで「タイムラグ」が存在します。だいたい1ヶ月〜3ヶ月遅れで数字に表れると思ってください。つまり、「1ヶ月頑張ったのに数字に表れないからやめる!」といった感じだと、今までやった苦労が水の泡です。そうです、継続してください。ご自分の力を信じてやり続けてください!

 

3. 書籍代は惜しまない

これは賛否両論ありそうなのですが、自分の経験上「この本読み切る自信ないなあ、でも欲しいなあ」と思った本は買うようになってから、知識の量は飛躍的に上がりました。もちろんいまだに読まずに本棚に積まれている本もあるので、もったいないことをしているのですが、大学受験生は数年で多大な量の知識を頭に入れなければならないので、この方法は有効だと思います。

 

日本の大学受験は本当に過酷で残酷です。しかし、「勉強は裏切らない!」と信念を持ち、しっかりやり続けてくれれば、成功の可能性はおおいに高まります。そのために、一日でも早いスタートを切ってください!「やるぞ!」と思ったその手でまず計画を立ててみてください。

 

それでは今日はこの辺で。

 

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