集中力がない子、という誤解
「うちの子、集中力がなくて…」
保護者の方から、本当によく聞く言葉です。
ただ、長年指導していて思うのは、集中力がない子というのはほとんどいないということです。
ではなぜ、集中できないのか。
答えは意外とシンプルで、集中できる環境になっていないだけです。
集中できないのは“本人の問題”ではない
例えば、
何をやるかが曖昧
どれくらいやるか決まっていない
スマホが手元にある
終わりが見えない
こういう状態で「集中しなさい」と言われても、正直難しいです。
これは根性論ではなく、構造の問題です。
集中力は気合ではなく、条件で決まります。
集中力は「作る」もの
ではどうすればいいのか。
やることはシンプルです。
まず、時間を区切ること。
長時間やろうとする必要はありません。25分でいいので、タイマーを使って区切ります。人は終わりが見えているときに集中しやすくなります。
次に、やることを具体化すること。
「英語をやる」ではなく、「単語テストの範囲を覚える」「長文を1題、文構造を取りながら読む」といったレベルまで落とします。曖昧さは集中力を奪います。
そして、邪魔を排除すること。
スマホは意志で我慢するものではなく、物理的に遠ざけます。それだけで集中力は大きく変わります。
最後に、同じ形で繰り返すこと。
毎日同じ時間、同じ流れで行うことで、「考えなくても始められる」状態ができます。
集中力は才能ではない
ここまでの通り、集中力は生まれつきの能力ではありません。
環境を整えれば誰でも上がりますし、逆に整っていなければ誰でも集中できません。
ミカサでやっていること
当塾では、「集中しなさい」とは言いません。
授業の60分前に来て勉強すること、毎回やる内容を明確にすること、定期的にテストで確認すること。こうした仕組みを用意しています。
集中できる状態を先に作る、という考え方です。
最後に
集中力は気合だけでは身につきません。
設計すれば上がるものです。
もし「うちの子は集中力がなくて…」と感じておられるなら、やり方ではなく環境を見直してみてください。それだけで、見違えるように変わることは珍しくありません。




